フォント
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テキスト(文字列)を視覚的に表現する際に用いるフォントに関するプロパティ。
- font
- fontプロパティは font-styleプロパティ, font-variantプロパティ, font-weightプロパティ, font-sizeプロパティ, line-heightプロパティ, font-familyプロパティのフォントに関する6つのプロパティをまとめて設定するショートハンド(CSSにおいて値を簡略化できる記法のこと)です。また、fontプロパティでは font-familyプロパティに指定できないシステムフォント(ユーザのシステムで使用されているフォント)が指定可能となっています。
- font-family
- font-familyプロパティは要素内の文字の表示書体となるフォントを指定します。値にはフォント名、または総称ファミリ名を指定します。総称ファミリ名が指定された場合は、UA の環境設定に指定されているフォントが自動的に選ばれて、そのフォントで表示されます。
- font-size
- font-sizeプロパティは文字の大きさ(フォントサイズ)を指定します。値には単位識別子を伴う長さやパーセンテージ値(%)による割合、または絶対サイズと相対サイズの2種類のキーワードが指定できます。
- font-size-adjust
- font-size-adjustプロパティは font-familyプロパティで複数指定されたフォントの中で、第一候補以外が採用された場合に見た目の大きさの違いを調整するプロパティです。大きすぎるフォントに対しては小さく、小さすぎるフォントに対しては大きくするといった不具合を解消するためにフォントの見た目の大きさを調整します。
- font-stretch
- font-stretchプロパティはフォントの字幅(横幅)を狭めたり、広げたりすることができます。値には ultra-condensed, extra-condensed, condensed, semi-condensed, normal, semi-expanded, normal, semi-expanded, expanded, extra-expanded, ultra-expanded の絶対キーワードと narrower, wider の相対キーワードがあります。
- font-style
- font-styleプロパティは文字を斜体で表示するか、イタリック体で表示するか、または傾きのない通常体に戻して表示するかといった文字のスタイルを指定します。値には、normal, italic, oblique を指定できます。
- font-variant
- font-variantプロパティはアルファベットなどの大文字・小文字をもつフォントに対して、スモールキャピタル表示にするか否かを指定します。スモールキャピタルとは英文字の小文字部分の代わりに、大文字を小さくさせたようなグリフ(文字の形)で表示するフォントです。値には normal, small-caps を指定できます。
- font-weight
- font-weightプロパティは文字のウエイト(重さ)を指定します。文字のウエイト(重さ)とは太さのことです。値には normal, bold の絶対キーワードと bolder, lighter の相対キーワード、100 から900までの数値による指定があります。