orphans
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orphans
プロパティは印刷時にブロックボックスを形成している要素の内容が改ページで分割された場合に、改ページ前のページの最後に残さなければならない最小行数を指定できます。ページの最後に含まれる最低の行数によって、改ページ位置を柔軟に指定します。
- 値
- 初期値
2
- 適用対象
- ブロックボックスを形成している要素
- 継承
- する
- メディア
- visual
- paged
orphansプロパティの値
値は改ページ前のページの最後に残す行数を小数点を含まない10進数値の整数で指定します。負の値は不正です。
orphan とは「孤児」という意味で、昔の印刷用語に由来します。orphans
プロパティとは逆に、改ページ後のページの最初に最低これだけは残って欲しいと思う行数は widows
プロパティで指定します。
orphansプロパティの実装状況
- IE
- ◯:IE8+
- Firefox
- ×:未サポート
- Opera
- ◯:Opera9.2+
- Chrome
- ◯:Chrome25+
- Safari
- ×:未サポート
- iOS
- ×:未サポート
- Android
- ×:未サポート
サンプル
p { orphans : 5 ; }
指定された行数よりも、実際に残っている行数が少ない場合は、そのブロックボックスを形成している要素の内容全体が次のページに送られることになります。
例えば、orphans
の値が5、widows
の値が10で、ページの最後には3行分の余白しか残っていない場合。
- ページの最後のブロックボックスを形成している要素の内容が3行以下であれば、そのブロックボックス全体をそのぺージ内に収める
- ページの最後に来るはずのブロックボックスを形成している要素の内容が6行以上であれば、
orphans
で設けられている最低5行以上の制約通りに、そのブロックボックスごとすべての内容を次のページの最初に送る