border-spacing
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border-spacing
プロパティは border-collapse
プロパティで表の枠(ボーダー)の表示モデルに分離ボーダーモデル(border-collapse : separate ;
)が用いられた場合の各セルのボーダー間隔を指定するプロパティです。table
要素の cellspacing
属性と同様の機能です。
border-spacingプロパティの値
値は、"em
", "px
" などの単位識別子を伴う数値の長さで指定し、値を1つだけ指定する場合と値を2つ指定する場合の2種類の指定方法があります。
値を1つだけ指定した場合は、水平・垂直の両方向の枠線の間隔に適用されます。
2つ指定した場合は、「水平方向」「垂直方向」の順に枠線の間隔が適用されます。値を2つ指定する場合は、半角スペースで区切って続けて指定します。
border-spacingプロパティの実装状況
- IE
- ◯:IE8よりサポート
- Firefox
- ◯
- Opera
- ◯
- Chrome
- ◯
- Safari
- ◯
- iOS
- ◯
- Android
- ◯
Internet Explorer 6, 7はborder-spacing
プロパティに対応していません。このため、IE6, 7に対してはtable
要素の cellspacing
属性を指定することでしかセルのボーダー間隔を調節することはできません。
CSS2 仕様における初期値は "0
" なのですが、実際の主要視覚ブラウザの初期値は "1px
" に設定されているようです。
サンプル
.separate {
border-collapse : separate ;
border-spacing : 5px 10px ;
}
table,th,td {
border : 1px solid #666 ;
}
半角スペース区切りで長さを2つ指定した場合、「水平方向」「垂直方向」の順に枠線の間隔が適用されます。このサンプル(border-spacing : 5px 10px ;
)では、水平方向に "5px
"、垂直方向に "10px
" の枠線の間隔が指定されています。