speak-header
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speak-header
プロパティは表の見出しセル(th
要素)をデータセル(td
要素)の前でどのように読み上げられるかを制御します。
speak-headerプロパティの値
speak-header
プロパティが取り得る値は次の2つのキーワードです。
once
- データセルを読み上げるときに対応する見出しセルをデータセルの前に一度だけ読む。
always
- データセルを読み上げるたびに対応する見出しセルをデータセルの前に読む。
適用対象は表ヘッダ(th
要素)情報を有する要素ということで、td
要素がセレクタでなくとも、表全体を包含する table
要素や、さらにその table
要素を包含する div
要素などでも値は td
要素に継承された形で機能します。
なお、HTML4.01, XHTML1.0, XHTML1.1 では見出しセルとデータセルを対応させるのに axis
属性, headers
属性, scope
属性が指定できますが、これらはあくまでも読み方の見本として機能するだけで、あとは UA 依存です。
サンプル
<table>
<thead><tr>
<th></th><th>りんご</th><th>みかん</th>
</tr></thead>
<tbody><tr>
<th>価格</th><td>150円</td><td>50円</td>
</tr></tbody>
</table>
この表を読み上げると、デフォルトでは上から順に「りんご みかん 価格 150円 50円」となります。これを speak-header
プロパティでデータセル毎に「価格」というヘッダ情報を読み上げるように制御したい場合は次のようにします。
td { speak-header : always ; }
always
を指定したことにより、この表は「りんご みかん 価格 150円 価格 50円」と読み上げられます。