イベント属性(イベントハンドラ)

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イベント属性(イベントハンドラ)とは、スクリプトを利用する際に、読み手(ユーザ)の反応に対して動作する属性のことです。

イベント属性の一覧

onblur
要素がフォーカスを失った時
onchange
コントロール部品の各要素の属性値が変更された時
onclick
要素をポインティングデバイスの左ボタンで押した時
ondblclick
要素をポインティングデバイスの左ボタンで2回連続押下した時
onfocus
要素がフォーカスされた(選択状態にある)時
onkeydown
要素の上をキーで押した時
onkeypress
要素の上をキーで押して、放した時
onkeyup
要素の上をキーで押した後に放した時
onload
文書の読み込み完了後
onmousedown
要素をポインティングデバイスの左右いずれかのボタンで押した時
onmousemove
要素の上でカーソル(ポインタ)が動いた時
onmouseout
要素の上をカーソル(ポインタ)が入った後、放れた時
onmouseover
要素の中にカーソル(ポインタ)が入った時
onmouseup
要素をポインティングデバイスの左右いずれかのボタンで押した後、放した時
onreset
フォームのコントロール部品のリセットボタンを実行した時
onselect
テキスト入力欄のテキストを選択した時
onsubmit
フォームのコントロール部品の送信ボタンを送信した時
onunload
同一ウインドウ内で他の文書に移動して現文書が消える時

イベント属性を使用するには

HTML4.01、または XHTML1.0 規格の文書でイベント属性を使用するには、head要素内にmeta要素で、UAが適切に処理できるようにするための補足情報(メタ情報)として http-equiv属性に"Content-Script-Type"の値を記述し、content属性で使用するスクリプト言語のMIMEを指定する必要があります。たとえば、スクリプトにJavaScriptを用いるのであれば以下のように記述します。

<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">

XHTML1.0の場合は、終了タグをもたない空要素には必ず、最後の区切り子の手前に半角スペースを空けてから続けてスラッシュ(/)をつけて空要素の終了を明示します。

<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" />

JavaScript というと JavaScript の標準規格であるECMA が策定した ECMAScript のことを指し、スクリプト言語には他にも、ECMAScript に Microsoft社が自社技術を追加して拡張した Windowsスクリプト言語に JScript(text/jscript)や 、またMicrosoft社が同社のブラウザである Internet Explorer 上でのみ動作する独自開発言語に VBScript(text/vbscript)などがあります。