b要素
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b
要素(bold text)は重要性や強調などの意味を付加することなくマークしたテキストの範囲を区別して表示したい場合に(他の論理的な意味を付加する要素の中にふさわしいものがなかった場合の最後の手段として)用います。通常は太字(ボールド体)で表示されます。
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 要素分類
- インライン要素
- 開始タグ
- 必須
- 終了タグ
- 必須
- 非推奨
- -
- 内容モデル
- インライン要素
- テキスト
b要素に指定できる属性
b要素を使うのは最後の手段
b
要素は非推奨要素ではありませんが、制作者はふさわしい要素がどうしてもない場合の最後の手段として使うべきです。インライン要素の中には、テキストに論理的な意味を付加する要素が多く定義されています。たとえば、重要性の意味を付加したいのであればstrong
要素を、強調の意味を付加したいのであればem
要素、文章中で定義が説明されている語句であればdfn
要素、作品などの題名であればcite
要素を使います。このように他の論理的な意味を付加する要素の中にふさわしいものがなかった場合の最後の手段として、b
要素を使うようにします。
他の論理的な意味をもつ要素を使いながら、見た目を太字(ボールド体)にしたいのであれば、 CSSのfont-weight
プロパティ("font-weight : bold ;
")を指定すると良いでしょう。
HTML5では実用的な目的で特別なテキスト
HTML5においてb
要素は、他の論理的な意味を付加する要素の中にふさわしいものがなかった場合に、実用的な目的で特別なテキストの範囲を表します。たとえば、キーワードや記事のリード部分をマーク付けするために用いられます。また、なぜこの要素が使われているのかが分かるように、class
属性(ex:class="keyword"
, class="lead"
)とあわせて使うことが推奨されています。