basefont要素
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basefont
要素(base font)は color
属性, face
属性, size
属性で当該ページ内の基本となるフォントの色・種類(書体)・サイズを指定します。
size
属性は必須属性です。終了タグはなく、内容を持たない空要素です。head要素内に記述するのではなく、body要素内に記述するインライン要素であることに注意してください。
- バージョン
- HTML4.01(T,F)
- XHTML1.0(T,F)
- 要素分類
- インライン要素
- 開始タグ
- 必須
- 終了タグ
- なし
- 非推奨
- 非推奨
- HTML4.01 Strict 廃止
- XHTML1.0 Strict 廃止
- XHTML1.1 廃止
- 内容モデル
- -
color属性
- バージョン
- HTML4.01(T,F)
- XHTML1.0(T,F)
- 指定要素
- basefont
- font
- 必須
- -
- 非推奨
- 非推奨
- HTML4.01 Strict 廃止
- XHTML1.0 Strict 廃止
- XHTML1.1 廃止
- 属性値
基本文字色を16進数RGB値、またはカラーネームで指定します。CSS の color
プロパティによる代替指定が推奨されています。
face属性
- バージョン
- HTML4.01(T,F)
- XHTML1.0(T,F)
- 指定要素
- basefont
- font
- 必須
- -
- 非推奨
- 非推奨
- HTML4.01 Strict 廃止
- XHTML1.0 Strict 廃止
- XHTML1.1 廃止
- 属性値
- フォント名
基本表示フォントの種類(書体)をフォント名で指定します。フォント名は半角アルファベットの大文字・小文字が区別されません(case-insensitive)。複数指定する場合はカンマ(,
)で区切って指定します(例:face="Verdana, Arial"
)。複数指定した場合、ユーザの環境(コンピュータ)にインストールされているフォントが指定順に優先して反映されます。フォントの種類の指定は、CSS のfont-family
プロパティで代替指定することが推奨されています。
size属性
- バージョン
- HTML4.01(T,F)
- XHTML1.0(T,F)
- 指定要素
- basefont
- font
- 必須
- 必須属性
- 非推奨
- 非推奨
- HTML4.01 Strict 廃止
- XHTML1.0 Strict 廃止
- XHTML1.1 廃止
- 属性値
- 下記説明を参照
基本表示フォントサイズを絶対値、または相対値で指定します。デフォルトでは UA のフォントサイズの初期値は "3
" に設定されています。絶対値は "1-7
" までの自然数の固定値による指定です。相対値は基本表示サイズを基準に何段階大きく、または小さく表示するかを相対的に指定する方法で、"+1
", "-1
" のように指定します。たとえば UA の初期値である "3
" を基準とした場合、"+4
" を指定すると文字サイズは一番大きな "7
" に、"-2
" を指定すると一番小さな "1
" になります。CSS の font-size
プロパティで代替することが推奨されています。
その他の属性
XHTML1.0 には basefont
要素に id
属性がありますが、XHTML1.1 と HTML4.01 にはありません。
廃止と代替方法
HTML4.01, XHTML1.0のTransitional, Framesetでは basefont
要素及び全ての属性が非推奨とされており、HTML4.01 Strict, XHTML1.0 Stirct, XHTML1.1ではbasefont
要素は廃止されました。また、HTML5においてもbasefont
要素は廃止されました。
これら視覚に関する指定は CSS で代替します。色を color
プロパティ、種類(書体)を font-family
プロパティ、サイズ(大きさ)を font-size
プロパティでそれぞれ代替できます。