li要素
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li
要素(list item)は箇条書きリストを作成する ul
要素、番号順リストを作成するol
要素の中に並べて個々のリスト項目を作ります(古い HTML ではディレクトリリストを作成する dir
要素、メニューリストを作成する menu
要素の中で使われていていました)。HTML では終了タグ(</li>
)部分を省略可能ですが、XHTML では終了タグを省略することはできません。
項目の順序があまり大きな意味を持たず、並列的に列挙する情報ならば箇条書きリストを作成する ul
要素(unordered list)を、項目の順序が意味を持ったり順立てた説明が必要な情報ならば番号順リストを作成する ol
要素(order list)を使います。dir
要素, menu
要素は非推奨要素であり、HTML4.01 Strict, XHTML1.0 Strict, XHTML1.1では廃止されました。
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 要素型
- 開始タグ
- 必須
- 終了タグ
- XHTML 必須
- HTML4.01 省略可
- 非推奨
- -
- 内容モデル
type属性
- バージョン
- HTML4.01(T,F)
- XHTML1.0(T,F)
- 指定要素
- li
- 必須
- -
- 非推奨
- 非推奨
- HTML4.01 strict 廃止
- XHTML1.0 strict 廃止
- XHTML1.1 廃止
- 属性値
- disc
- circle
- square
- a
- A
- i
- I
- 1
リスト項目の文頭に付くマーク(マーカー)の種類を指定します。ul
要素の子要素となるときと、ol
要素の子要素となるときとで指定できる値が異なります。
まず、ul
要素に内包する場合の type
属性には次の3種類のキーワードがあります。キーワードは半角アルファベットの大文字・小文字が区別されません(case-insensitive)。
- disc
- 黒丸
- circle
- 円の丸
- square
- 黒の四角
ol
要素に内包する場合の type
属性には次の5種類のキーワードがあります(大文字・小文字の区別があります)。
- a
- a, b, c, d, ...
- A
- A, B, C, D, ...
- i
- i, ii, iii, iv, ...
- I
- I, II, III, IV, ...
- 1
- 1, 2, 3, 4, ...
なお、type
属性は非推奨属性のため、CSS の list-style-type
プロパティで代替することが推奨されています。
HTML5では、type
属性は廃止されました。
value属性
- バージョン
- HTML4.01(T,F)
- XHTML1.0(T,F)
- 指定要素
- li
- 必須
- -
- 非推奨
- 非推奨
- HTML4.01 strict 廃止
- XHTML1.0 strict 廃止
- XHTML1.1 廃止
- 属性値
- 整数
ol
要素の中でリストのマーカー部分の数値の番号を任意指定します。li
要素に個別に value
属性の指定がない場合は、続くリストの番号は指定のあった値から継承されていきます。たとえば、「value="40"
」が指定されていると、次のリスト項目は "41" と続きます。非推奨属性ですが、CSS に value
属性の代替となるプロパティは用意されていません。
HTML5では、value
属性は表示を操作するための扱いではないとして非推奨ではなくなりました。今後、廃止になることはありません。
その他の属性
li要素のサンプル
<h3>天平美術</h3>
<ul>
<li>正倉院 鳥毛立女屏風</li>
<li>薬師寺 吉祥天像</li>
<li>過去現在絵因果経</li>
<li>...</li>
</ul>
<h3>六国史</h3>
<ol>
<li>日本書紀(ニホンショキ, ?-697年)</li>
<li>続日本紀(ショクニホンギ, 697-791年)</li>
<li>日本後紀(ニホンコウキ, 792-833年)</li>
<li>続日本後紀(ショクニホンコウキ, 833-850年)</li>
<li>日本文徳天皇実録(ニホンモントクテンノウジツロク, 850-858年)</li>
<li>日本三代実録(ニホンサンダイジツロク, 858-887年)</li>
</ol>