ブロックレベル要素
Updated / Published
HTML4.01, XHTML1.0, XHTML1.1においてブロックレベル要素に分類される要素型には以下の特徴があります。
- 段落、見出し、リスト、表のように文章を構造化する意味をもつ要素である。
- 視覚環境のUA(グラフィカルブラウザ)では表示域の左右いっぱいまでの範囲(行単位)を占め、前後に改行を置いて表示される。
- インライン要素やテキストなどの行内容だけでなく、他のブロックレベル要素までも含むことができるものがある。
- 文書本体の
body
要素の直接の子要素として、その直下に置くことができる要素である。
さらにブロックレベル要素に該当する要素は内包できる要素との関係(内包モデル)に応じて、さらに以下の6つに分類することができます。
ブロックレベル要素のみを内包できる要素
blockquote
要素- ブロックレベル要素を含む文章の引用であることを示す
form
要素- フォーム全体を定義する
noframes
要素- フレーム非対応環境や非視覚環境用のフレーム代替内容
noscript
要素- スクリプトの実行が不可能な環境の場合の代替内容
ブロックレベル要素・インライン要素・テキストを内包できる要素
div
要素- 他の要素をグループ化し、文書に構造を付加する
center
要素- 要素内の内容の水平(左右)方向を中央揃えにする
fieldset
要素- フォームのコントロール部品を囲んでグループ化する
インライン要素、テキストを内包できる要素
特定の要素のみを内包できる要素
以下の6つの要素に限っては、特定の要素のみを子孫要素にすることができる内包関係をもちます。
内容を持たない空要素
ブロックレベル要素も内包できる特殊な要素
以下の要素はインライン要素だけでなくブロックレベル要素も内包することができるので、ブロックレベル要素・インライン要素の両方を取ることができます。ただし、両方同時は不可能なため、インライン要素しか内包できないブロックレベル要素またはインライン要素の中で使われた場合は、インライン要素として扱われます。
なお、del
要素, ins
要素については body
要素やブロックレベル要素のみを内包できる要素の直接の子要素として、その直下に置くこともできます。