tbody要素
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tbody
要素(table body)は表の本体を示し、複数の行を一つのまとまりとして扱いたい場合に tr
要素を囲んで行をグループ化します。tbody
要素内には、必ず1個以上の tr
要素を含める必要がありますが、HTML4 の仕様では tbody
要素の開始タグと終了タグを省略可能(tbody
要素の記述が省略された場合、UA は、そこに tbody
要素があると見なします)で、XHTML では tbody
要素の代わりに tr
要素を記述できるため、table
要素の内容には tbody
要素を含めることなく、直接 tr
要素を記述することができます。
本体部分以外にもヘッダ部は thead
要素, フッタ部は tfoot
要素でそれぞれグループ化することができます。グループ化することによって、UA は表が一画面に収まらない場合、ヘッダ部とフッタ部を一画面内に固定し、本体部分はその間にスクロールさせて表示することが期待されます。また、印刷時に表が複数毎にまたがるような場合にも、用紙の全ページにヘッダ、フッタ部分のみを繰り返し付けることが期待されます。しかしながら、まだそのような振る舞いを行う実装をした UA はありません。
HTML5ではtbody
要素固有の属性はすべて廃止されました。
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 要素型
- table要素の子要素
- 開始タグ
- XHTML tr要素を代用可
- HTML4.01 省略可
- 終了タグ
- XHTML tr要素を代用可
- HTML4.01 省略可
- 非推奨
- -
- 内容モデル
- tr要素(1個以上)
align属性
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 指定要素
- 必須
- -
- 非推奨
- -
- 属性値
- left
- right
- center
- justify
- char
tbody
要素がまとめた行に含まれるセルに対して、内容の幅寄せやテキストの桁揃えを指定します。多くの視覚環境の UA で行揃えの初期値は td
要素が "left
" に、th
要素が "center
" に設定されています。値には次の5つのキーワードがあります。キーワードは半角アルファベットの大文字・小文字が区別されません(case-insensitive)。
- left
- 内容とテキストを左揃えで表示する
- right
- 内容とテキストを右揃えにする
- center
- 内容とテキストを中央揃えにする
- justify
- 文字を均等に配置し、テキストを両端揃えで表示する
- char
char
属性で指定した特定の文字を基準に揃えて表示する
align
属性は非推奨ではありませんが、td
要素, th
要素の各セルをセレクタに CSS の text-align
プロパティで同様の表現に代替できます。
HTML5ではalign
属性は廃止されました。
char属性
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 指定要素
- 必須
- -
- 非推奨
- -
- 属性値
- 小数点
align
属性の値に "char
" を指定した場合にセル内の位置揃えの軸となる文字を指定します。たとえば、日本語や英語であればピリオド(.
)、フランス語であればカンマ(,
)のように lang
属性(XHTML では xml:lnag
属性)で指定した言語に対応する小数点を指定することが可能です。"<tbody align="char" char=".">
..." のように指定すれば、セル内の文字がピリオド(.
)に合わせて揃えられることが期待されます(現状、char
属性に対応している UA はありません)。
HTML5ではchar
属性は廃止されました。
charoff属性
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 指定要素
- 必須
- -
- 非推奨
- -
- 属性値
- 整数(pixels)
- パーセンテージ値(%)
char
属性により位置揃えが指定された場合、charoff
属性でその文字から水平方向にどの位置までずらして表示するかを指定します。たとえば、小数点以下2桁で揃えたい場合は、"<tbody align="char" char="." charoff="2">
..." と指定します。
また、文字揃えの際にずらす方向は dir
属性による書字方向に依存します。dir
属性の値が "ltr
" の場合、左の余白からずれます。dir
属性の値が "rtl
" の場合、右の余白からずれます(仕様では char
属性、及び charoff
属性は必ずしもサポートする必要は無いとされているため対応している UA はありません)。
HTML5ではcharoff
属性は廃止されました。
valign属性
- バージョン
- HTML4.01(S,T,F)
- XHTML1.0(S,T,F)
- XHTML1.1
- 指定要素
- 必須
- -
- 非推奨
- -
- 属性値
- top
- middle
- bottom
- baseline
tbody
要素がまとめた行に含まれるセルに対して、内容の垂直(上下)方向の揃え方を指定します。値には次の4つのキーワードがあります。キーワードは半角アルファベットの大文字・小文字が区別されません(case-insensitive)。
- top
- セルの上辺に内容の上辺を揃えて表示する
- middle
- セルの垂直方向の長さの中央に表示する
- bottom
- セルの下辺に内容の下辺を揃えて表示する
- baseline
- テキストの1行目をベースラインで揃えて表示する(2行目以降は影響なし)
valign
属性は非推奨ではありませんが、td
要素, th
要素の各セルをセレクタに CSS の vertical-align
プロパティで同様の表現に代替できます。
HTML5ではvalign
属性は廃止されました。