XHTML1.1 内容モデル

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<?xml version="1.0" encoding="文字コード"?>

XML はデフォルトの文字コードに Unicode の "UTF-8"、または "UTF-16" が設定されているが、それ以外の文字コードを用いる場合は、HTTPレスポンスヘッダにて文字コード情報を設定している場合を除き、必ず当該文書で使う文字コードをその冒頭に XML宣言で追加指定しなければならない。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">

XHTML1.1 は XHTML1.0厳密型(Strict バリエーション)DTD をモジュール化により再形式化したものであり、HTML4.01 や XHTML1.0 にあった厳密型(Strict), 移行型(Transitional), フレーム設定型(Frameset)のようなカテゴリ分け(バリエーション)はない。つまり、W3C の仕様において「推奨しない」とされる要素や属性、さらにフレーム機能用の内容は一切使えない。XML宣言に続いて XHTML1.1 用の文書型定義(DTD)を宣言する。

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="言語コード">
  • xmlns属性必須
  • html要素には head要素に続いて body要素が順に必ず1個ずつ含まれること

head要素の子要素

<base />
  • href属性必須
  • 空要素
<link />
空要素
<meta />
  • content属性必須
  • 空要素
<object>-</object>
他の内容よりも param要素を先行させるべき
  • param要素
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<param />
  • name属性必須
  • 空要素
<script>-</script>
  • type属性必須
  • スクリプト(PCDATA
<style>-</style>
type属性必須
  • スタイルシート(PCDATA)
<title>-</title>
head要素内に必ず1個だけ定義
  • テキストのみ(PCDATA)
</head>

ブロックレベル要素

<address>-</address>
  • インライン要素
  • テキスト
<blockquote>-</blockquote>
ブロックレベル要素
<div>-</div>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<dl>-</dl>
1個以上の dt要素, dd要素
<dt>-</dt>
  • インライン要素
  • テキスト
<dd>-</dd>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<fieldset>-</fieldset>
必ず最初に legend要素。legend要素の前は空白類文字しか許されない
  • legend要素
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<legend>-</legend>
  • インライン要素
  • テキスト
<form>-</form>
action属性必須
  • ブロックレベル要素(form要素の入れ子は禁止)
  • script要素
<h1-h6>-</h1-h6>
  • インライン要素
  • テキスト
<hr />
空要素
<noscript>-</noscript>
ブロックレベル要素
<ol>-</ol>
1個以上の li要素
<li>-</li>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<p>-</p>
  • インライン要素
  • テキスト
<pre>-</pre>
big要素, img要素, object要素, small要素, sub要素, sup要素は除く
  • インライン要素
  • テキスト
<table>-</table>
  1. caption要素が0個、または1個。
  2. 0個以上の col要素、または 0個以上の colgroup要素。
  3. thead要素が0個、または1個。
  4. tfoot要素が0個、または1個。
  5. 1個以上の tbody要素、または1個以上の tr要素。
<caption>-</caption>
  • インライン要素
  • テキスト
<col>-</col>
空要素
<colgroup>-</colgroup>
<col>-</col>
空要素
<thead>-</thead>
1個以上の tr要素
<tr>-</tr>
1個以上の td要素, th要素
<td>-</td>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<th>-</th>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<tfoot>-</tfoot>
1個以上の tr要素
<tr>-</tr>
1個以上の td要素, th要素
<td>-</td>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<th>-</th>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<tbody>-</tbody>
1個以上の tr要素
<tr>-</tr>
1個以上の td要素, th要素
<td>-</td>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<th>-</th>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<tr>-</tr>
1個以上の td要素, th要素
<td>-</td>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<th>-</th>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<ul>-</ul>
1個以上の li要素
<li>-</li>
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト

インライン要素

<a>-</a>
  • インライン要素(a要素の入れ子は禁止)
  • テキスト
<abbr>-</abbr>
  • インライン要素
  • テキスト
<acronym>-</acronym>
  • インライン要素
  • テキスト
<b>-</b>
  • インライン要素
  • テキスト
<bdo>-</bdo>
dir属性必須
  • インライン要素
  • テキスト
<big>-</big>
  • インライン要素
  • テキスト
<br />
空要素
<button>-</button>
a要素, button要素, fieldset要素, form要素, input要素, label要素, select要素, textarea要素を除く
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<cite>-</cite>
  • インライン要素
  • テキスト
<code>-</code>
  • インライン要素
  • テキスト
<del>-</del>
  • body要素やブロックレベル要素のみを内包できる要素の直接の子要素として直下に含めることもできる
  • インライン要素の内容になっている場合、ブロックレベル要素を内容に含ませるのは不適切
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<dfn>-</dfn>
  • インライン要素
  • テキスト
<em>-</em>
  • インライン要素
  • テキスト
<i>-</i>
  • インライン要素
  • テキスト
<img />
  • src属性必須
  • alt属性必須
空要素
<input />
空要素
<ins>-</ins>
  • body要素やブロックレベル要素のみを内包できる要素の直接の子要素として直下に含めることもできる
  • インライン要素の内容になっている場合、ブロックレベル要素を内容に含ませるのは不適切
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<kbd>-</kbd>
  • インライン要素
  • テキスト
<label>-</label>
  • インライン要素(label要素の入れ子は禁止)
  • テキスト
<map>-</map>
id属性必須
  • area要素
  • ブロックレベル要素
<area>-</area>
alt属性必須
  • 空要素
<object>-</object>
他の内容よりも param要素を先行させるべき
  • param要素
  • ブロックレベル要素
  • インライン要素
  • テキスト
<param />
name属性必須
  • 空要素
<ruby>-</ruby>
  1. rb要素と rt要素を1個ずつ
  2. または、rb要素と rt要素を1個ずつと、rt要素の前後に rp要素を1個ずつ
  3. または、rbc要素を1個と rtc要素を1個から2個
<rb>-</rb>
  • インライン要素(ruby要素を除く)
  • テキスト
<rt>-</rt>
  • インライン要素(ruby要素を除く)
  • テキスト
<rp>-</rp>
テキストのみ
<rbc>-</rbc>
1個以上の rb要素
<rb>-</rb>
  • インライン要素(ruby要素を除く)
  • テキスト
<rtc>-</rtc>
1個以上の rt要素
<rt>-</rt>
  • インライン要素(ruby要素を除く)
  • テキスト
<q>-</q>
  • インライン要素
  • テキスト
<samp>-</samp>
  • インライン要素
  • テキスト
<script>-</script>
  • type属性必須
  • body要素やブロックレベル要素のみを内包できる要素の直接の子要素として直下に含めることもできる
  • スクリプト(PCDATA)
<select>-</select>
1個以上の option要素, optgroup要素
<option>-</option>
テキストのみ(PCDATA)
<optgroup>-</optgroup>
label属性必須
  • 1個以上の option要素
<option>-</option>
テキストのみ(PCDATA)
<small>-</small>
  • インライン要素
  • テキスト
<span>-</span>
  • インライン要素
  • テキスト
<strong>-</strong>
  • インライン要素
  • テキスト
<sub>-</sub>
  • インライン要素
  • テキスト
<sup>-</sup>
  • インライン要素
  • テキスト
<textarea>-</textarea>
  • cols属性必須
  • rows属性必須
テキストのみ(PCDATA)
<tt>-</tt>
  • インライン要素
  • テキスト
<var>-</var>
  • インライン要素
  • テキスト
</body>
</html>

補足事項

  • XHTML1.1 の DTD を識別する名前空間(ネームスペース)は http://www.w3.org/1999/xhtm である
  • 言語情報は個別に指定がない限り子孫要素へと継承される
  • XHTML1.1 では lang属性が廃止されたため、言語情報は xml:lang属性のみに言語コードを指定する